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体質別運動療法 先天的体質・後天的体質
2014年08月29日
中医学は医療機器が何にもない時代 紀元前に体系化されたので直観、経験の医学といわれています。
当時の人々は住居や食事、ライフスタイル自体がとてもシンプルなので大自然とともに生きていました。前回のブログ記事 五行説 を読んでいただてもよくわかります。
環境に順応して、身体のことを観察し食事、運動、睡眠とコントロールする方法が養生学として今でも伝えられています。
現在は中国でも高齢化が進み 国民の健康管理のために伝統医学である中医学を予算をかけて見直し、取り入れる政策があると聞きました。 私はいまでも中国医学を勉強するため、中国に通ってそのエッセンスを学んでいます。
もちろん日本人の方を元気にするために・・・
「日本人」の意味は 日本の環境、風土、その社会で住む人という意味です
外国の方でも日本に住んでいると、体質が変化していきます。
病気は環境がつくるともいわれます。
日本の風土を変えることはできません。職場や家族の環境を変えることも、難しいです。
しかし、個人の環境である自分自身の体質をコントロールすることで
周りとの環境の調和をめざし、病気を予防していくことができます。
同じ環境に住んでいても病気になる人とならない人がいますが
体質をコントロールできている人とそうでない人との違いです。
体質には
もって生まれた先天的体質
生まれてからの後天的体質
があります。
健康で生まれた子供も
その後の食事、運動、睡眠で病弱な大人になります。
後天の気不足といいます。
生まれながらに病弱で生まれた子供(先天の気不足)でも
その後の食事、運動、睡眠で健康な大人になります。
後天の気のコントロールができています。
後天の気は
食事によって補給する 水穀の気
呼吸によって補給する 天の気
で生成されます。
食事では季節に応じて旬のものを食べたり、バランス良く摂るは大切なことですが
摂りすぎている方は 「食べ過ぎをやめる」
内臓を休ませてください~
そして
天の気 呼吸をコントロールするって
意識している方っていますか?
浅い呼吸 乱れた呼吸
睡眠時の呼吸 無呼吸症候群になっていませんか?
あなたに合った、あなたらしい 呼吸してますか?
精神の状態が呼吸に出ることも知っていてください。
呼吸法は古代からある健康法の知恵です。
中国の予防医学では体質によりツボを刺激し 気功を行う養生法が
国策で進められています。(すごい。負けてます!!)
みなさんにも元気になってもらいたいです。
中医学には体質の観察の方法はたくさんあります。
これからも運動療法としてのメソッドをお伝えしていきたいです。
※お知らせ