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体質別レッスン 陰陽学説
2018年05月14日
いつもお越しいただきありがとうございます。
ヨガメソッド研究家のアンシーです。
中国古来の哲学思想に陰陽学説があります。
これが発展して中医学の理論となりました。
「事物は全て陰と陽の対立した性格をもつ2種に分けることができる。」
陽=天 昼 春 夏 軽い 明 上 左 動
陰=地 夜 秋 冬 重い 暗 下 右 静
陰陽説は暦や日本文化にもたくさん取り入れられてます。
日本の着物の織柄の十字絣は天と地を結ぶという意味があるそうです。
経糸と横糸の交わりは陰陽の調和を表し、
身に着けると心と体の調和をもたらしてくれるそうです。
日本文化の素晴らしさをあらためて感じます。
下の図は太極図といいます。
デザイン的にも美しいので、見たことがあると思います。
図の中には陰陽の考え方の全てが表現されています。
陰陽は固定的なものではなく常に変化しています。
・黒は陰、白は陽を表し、面積の大きさは量の変化を表します。
陰と陽は絶えず 量が増えたり、減ったりと変化する。
・白い部分の黒丸は陽の中の陰を表し(陽中の陰)
黒い部分の白丸は、陰の中の陽(陰中の陽)を表す。
陰陽は限りなく分けることができる。
・陰と陽は対立した関係ですが、相手の存在が自分の存在の条件となっています。
陰陽の相互依存を表しています。
・陰陽はお互い制約してこのきれいな円を保っています。
陰陽の相互制約と平衡と表してます
中医学の陰陽から、メソッド 経絡ストレッチを創りました。
レッスン指導で大切な、
呼吸や身体(経絡)への集中は、陰陽のバランスをとることです。
呼吸
陽=吸気
陰=呼気
経絡
陰=陽経 督脈 肝経 心経 脾経 肺経 腎経
陽=陰経 任脈 胆経 小腸経 胃経 大腸経 膀胱経
陰陽は限りなく変化していて、
同じ状態など存在しません。「陰陽は変化する」のです。
季節は巡り、生まれてから死ぬまでの人生の 同じ日はありません。
逆に言えば 変化していないと「いのち」、ではなくなるのです。
この陰陽学説からいのちのバランスのとらえ方を知りました。
女性は月経、出産、更年期と年齢の節目など、
心身の体調の変化の時こそお役に立てるメソッドです。