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自閉症のお子さんをもつお母さんの思い。支援施設でヨガレッスン
2018年09月01日
いつもお越しいただきありがとうございます。
自閉症のお子さんをもつお母さん、田中さんとの出会いがありました。
「わたしはヨガを10年やっていますが、自閉症の障害をもつ息子(32歳)に、
この気持ち良さを体験してもらいたいのです。施設でヨガ体験レッスンをやってもらえますか?」
田中さんにスタジオに来ていただき、お話しをうかがうことにしました。
自閉症とはどのような障害か、どのようにお子さんを育ててきたのかなどをお聞きしました。
いろいろな思いで子育てをしてきた田中さんのことを、
少しだけ知ることができましたが、
自閉症の症状は様々でひとくくりにはできないようです。
田中さんの息子さんの場合は、
・いろんなことにとても過敏でこだわりがあるそうです。
・始めてのことは取り組みににくく、途中退席する場合があります。
・言葉を理解していないわけではなく、コミュニケーションをとることが、
難しいです。
・回数を10回やりますといったら、10回やってください。
する事と回数をセットで覚えている場合があります。
・どんな時に満足されますか?
何かをやり遂げた時、自分が理解された時です。
・お母さんが不安になるとすぐに伝わります。
プログラムを考えましたが、
レッスンはいつもライブ。
受講生を目の前にして創られます。
インストラクターだけでは、伝わらないので、
お母さんや施設職員の方とペアで行うことにしました。
日時 2018年8月30日 午後14時~15時(プログラムは30分ほど)
場所 障害をもつ方の生活支援施設 ライフサポート ぐっぴぃ(大阪羽曳野市)
参加者 支援施設の利用者、そのお母さん、職員
みなさん、一生懸命です!
気持ち良い~
手足が冷たい方があったかくなってました。
参加者の女性から、質問がありました。
「ヨガが好きです。ヨガをやるとき、どんな音楽をかけておこなったらよいですか?」
好きな音楽かけてね~
職員の方にポーズのやり方をお伝えしました。施設内でプログラムとして、継続して行っていただけるとのこと!
田中さんに聞きました。
自閉症のお子さんのお母さんとして、
社会に対して声かけありますか?
「日常において、一般の子供さんは正直なので、障害者を見て恐がったりします。
わたしも障害の子供を持つ経験をしたから、わかったので仕方のないことだと思います・・・。」
いろいろな命があるってことを知るって大切ですね。
豊かな日本ですが、本当の社会の豊かさって
ひとりひとりがお互いに知らないことを知ろうとすることで、つくられていくのだと思います。
私も今回いろいろなことを教えていただき、経験させていただきました。
ご紹介いただいた自閉症の小説家 東田直樹さんのブログを毎日読んでいます!。
プログラムに関しては、今後も考えていく必要があるかと思いますが、
施設の方でヨガをとり入れていただけたらうれしいです。
田中さんの母としての強い思いに、大変感動しました。
お母さんて、やっぱりすごい!
アンシー