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映画 かぞくわり  塩崎祥平監督インタビュー

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2018年04月07日

 

アンシーの生き方×活き方インタビュー

いつもお越しいただきありがとうございます。

 

いにしえの都の奈良。

 

いつも私の内面を刺激し、癒してくれる場所です。

 

奈良県葛城市の住宅街や二上山、當麻寺を舞台にし、

 

現在の社会や家族問題、人間らしさの感情、精神性をテーマにした映画を

 

制作中の塩崎祥平監督にインタビュー

 

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取材日 2018年4月3日

取材は実際のロケ地でお願いしました。

映画の主人公の住居となった場所です。

 

 

取材場所 映画 かぞくわり ロケ現場(写真)の奈良県葛城市の住宅、當麻寺

 

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「住宅における社会問題とは」 かぞくわりHPより

 

郊外の住宅街に住む人々の高齢化にともない、

地域 の人口減少・空き家増加・家そのものの建築のずさんさなど

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住宅にまつわる地域の課題は全国的に社会問題となっています。

奈良は大阪へのアクセスの良さと利便性の高さから、

マイホームを求めた多くの家族が都市部から移住し、

早くからベッドタウンとして発展してきました。

 

「あらすじから」

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太陽が三輪山から上り二上山に沈むこの地には、古い言い伝えがある。

1400年以上の歴史を誇る寺に奉られた大きな曼荼羅。

それは皇子の恐れる魂を鎮めるために姫が描いたのだ、と。

 

ニュータウンの一軒家に暮らす香奈38歳独身。

さえない彼女、実は伝説の姫の生まれ変わり。

父は定年を過ぎてすっかりくたびれ、母は金の亡者。

そこに、幸せな生活を送っていたはずの妹が、娘をつれてかえってくる。

居場所を失って家を出た香奈。清治という不思議な男の出会いをきっかけに、

画家の夢を取り戻していく。清治は皇子の生まれ変わり。

 

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「奈良県葛城が舞台の映画」 

 

塩崎監督 奈良は家族社会が形成された日本の最初の場所なので、

歴史上の人物を描くことで、

説得力のあるものにし、古いものと新しいものみつめるきっかけにしたいと思いました。

 

ストーリーでは長女の香奈は定職にもつかずプラプラしているのだけど、

當麻寺の伝説の4m×4mの曼陀羅を書いたお姫様の生まれ変わりです。

彼女が現在における曼荼羅を書きあげます。

 

 

 

アンシー 監督が考えたストーリーですか? きっかけはなんですか?

 

塩崎監督 はい、そうです。きっかけはふたつあって

 

ひとつは、私は奈良出身です。最初は東京で仕事をしていましたが、

映画をつくろうと思って、帰ってきました。

最初はお嫁さんの実家で、マスオさん状態で暮らし始めました。

そこで、核家族ならではの問題がおこります。

向き合っていく中で、他の核家族にもよく起こる問題だと思い、

物語にしました。

 

もうひとつは

 

二上山がここから見えますね。

二上山と當麻寺を舞台にした小説「死者の書」折口信夫さんの

すごい日本文学があるんです。

當麻寺の中将姫と二上山に眠る大津皇子のロマンスのお話しが、

舞台になっています。

そして、三国志とか平家物語などの人形映画で

ご活躍の川本喜八郎先生との出会いがありました。

先生の最後の作品がこの「死者の書」を題材にしていました。

 

当時海外にその映画をひろめる担当をしていました。

僕の映画の基礎はこの先生との出会いにあります。

 

アンシー 監督が実際にいろいろ体験したことが、題材になっているのですね。

 

塩崎監督 脚本を書くために、ここに1年半ほど住みました。

スーパーにいったりして、どんな会話しているのかもリサーチしました。

 

塩崎監督 物語では、大津皇子は、すごいハンサムで優秀ですが、謀反の罪で処刑され

たという悲劇の最期をむかえます。その怒りの魂が二上山をさまよっていて、

このへんの方は、災いがあると大津皇子が怒ってるんやとか言われてきました。

 

アンシー 映画では、姫の生まれ変わりである香奈が、大津皇子の生まれ変わりである清治とのかかわりで、怒りの魂を鎮めるのですね。

 

塩崎監督 皇子の怒りは、家族の中で裏切られたという根が深いものなんですね。

香奈自身も家族で悩んでいるのですが、それを受け入れることによって、

良い方向に進んでいくことに気づきます。

画家である香奈にとってできることは、彼に響く絵を描くこと。

それには家族のサポートが必要だったのです。

 

アンシー 出演される方が、竹下恵子さんや小日向文世さんなど素晴らしい役者さんですね。

監督の人脈がすごいのと人間的魅力ですね。

 

塩崎監督 いかに役者を知っているかは、重要なんです。

誰でも作品がつくれる時代ですが、俳優は重要です。

人脈がすごいというよりは、奇跡がおこりました。

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アンシー この映画ができるタイミングも重要ですよね。ほんとタイミングって大切。

 

塩崎監督 急いでもだめ、遅すぎてもだめです。

それって自分では、調整できないものです。

そのタイミングの中で、いろんな出来事も起こりますが、新たに人と出会って、また、その人がすごいものをくれることもある。

 

アンシー お聞きしたいことが尽きないのですが、監督の伝えたいことを一言ください。

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塩崎監督 こんなに平和な世の中で平和孤児、平和難民になっている人も一杯います。

しんどいことはさけても生きていけるから、さけてしまうこともある。

これって実はバランス悪くて、そのことが逆に問題になっている場合があります。

 

たとえば、松尾芭蕉は、ただ咲いているもの、虫がやってきたという存在が大切で、

その存在がいないと世界は、破滅するんだいうことまで考えています。

社会はいらないものを排除するということをやってきました。

それは家族単位でも行われてきたと思います。

実際に目の前に起こっているものを、しっかり観るきっかけになればと思います。

 

 

インタビューを終えて

お話しをうかがって一番感動したのは、

社会的には、生産性のないと思われていた主人公の香奈が、

もっとも大切なメッセージを、

みんなのため、世の中のために送っていたということ。

 

いま、人間の生き方は大きく変化しつつあります。

家族のありかたも変わっていく時代だからこそ、

ぜひみなさんにご覧になっていただきたい映画です。

監督のお人柄も素晴らしいので、知っていただきたいです。

インタビューの後、初めて訪れた當麻寺の枝垂桜のなんと美しいこと。

日本に生まれた縁と新しい出会いに感謝します。

ありがございました。 アンシー

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エンドロールにとっておきの家族写真

 

 

 

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