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骨髄バンクを知ってほしい!障害を乗り越え、落語家 白バン子さん

ブログアンシー > 生き方 × 活き方 アンシーインタビュー

2018年03月23日

アンシーの生き方×活き方インタビュー

 

自らの両手機能不全の障害を乗り越え、

シングルマザーで、娘を救ってくれた骨髄バンク普及の啓蒙活動家、

また、落語家の修行中の白バン子さんです。

 

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取材日 2018年3月22日

場所 アンシー’sストレッチヨガスタジオにて

 

白バン子さんは、二人の子供のシングルマザーです。お互いラジオの番組のゲストで初めてお会いしたのですが、自身の障害も乗り越えて、たくさんの経験をされて、増々素敵に輝いていらっしゃる~と感動してしまいインタビューをさせていただくことになりました。

 

「骨髄バンクの普及活動は娘さんの病気がきっかけ」

 

白バン子 娘が再生不良性貧血という難病にかかり入院したのです。

骨髄移植で、血液を全部入れ替えることをしないと生きれなかったのです。

それで、移植のドナーを探さないといけなくなりました。

入院中にお医者さんが、やってきてお母さん良かったですね。

弟さんと一致しました。って聞いて

これで娘が生きれるって!思いました。

それからが、大変で抗がん剤とか放射線とかも使い、

血をいったん空っぽにしないといけないんです。

そして、無菌室で娘とふたりの戦いが続きました。

 

アンシー その時は、娘さんはおいくつでしたか?

 

白バン子 9歳で小学生でした。遊びたいのに、遊べないのでかわいそうでした。

娘がごはんをたべれなくて、制限があり私自身も食べれなくなりました。

いつまでも一緒にいてあげたくて、長男はわたしの妹に預けていたんです。

 

アンシー そのときすでに、シングルマザーでしたよね。

 

白バン子 はい。妹はそのために近くに引越ししてくれたんですよ。

そして、5歳の長男にお姉ちゃんに血をあげることを説明しないといけなかったのです。

「本みたいなので説明して、お医者さんでも、お薬でも治せないけれど、

カイくんだったら治せる。いややったら、いやでもいいし、痛いこともあるけど、どうする?」

 

「ぼく、おねえちゃんを助ける。ごはんいっぱい食べる」っていってくれました。

みんなでいのちをつなげるために、ほんとうにがんばりました。

 

しかし、そのあと移植もなかなかうまくいかなくって、

トイレで泣くこともありましたが、最終的にはうまくいったのです。

 

アンシー 骨髄取る時は痛くないんですか?

 

白バン子 麻酔するから、痛くはないです。

それでも、息子が手術室に運ばれるときは心配でしたが、

息子がピースして手術室にいってくれたんです。すごいな~って関心しました。

 

アンシー 同じような病気にかかるお子さんって多いのですか?

 

白バン子 多いようです。再生不良性貧血は女の子に多いようです。

この経験で、いのちの大切さや、日常の生活をできることの大切さを学びました。

しかし、娘が元気になったんだけど、100%喜べないですね。

同じような病気に悩んでいる方が多くいるので、この経験をいかそうと思ってます。

それで、子供たちも一緒に骨髄バンクの活動をしています。

 

「自身の両手の障害を乗り越えて」

 

アンシー 両手の障害をおもちですね。大変なことも多くありましたか?

 

白バン子 両親は共稼ぎで、あんまりかまわないでいてくれたことがよかったかもしれません。

知恵を使って生きるようになりました。

例えば、学校の体育の時間、ひとりで着替えられない。それで、お友達にお願いするしかないんですよね。

 

アンシー 自分から友達に言えるってすごいな~

 

白バン子 いや~親にも友達にも気を使いましたよ。

すごく人を見るようになったんですよね。

あの人は早く着替えている、こっちの人はどうとか、声をかけてよいとかね。

いじめられるってことは、なかったんですけど。

 

母は仕事で帰るのが遅かったりするし、中学の頃は自分でお弁当を作っていました。

当時はわからず、障害を恨んだこともありましたね。

今思えば、自分で生きていくためには必要なことなので、愛情だとは思えるんです。

 

いじめられなかったのは、自分でみんなの輪の中に入るためにお笑い精神が身についたことです。

先生のものまねなんかしてね、お誕生会で披露していました。

 

アンシー すごいな~当時から芸達者ですね。

その出たがり精神が、落語につながったんですね。(笑)

いま、落語家の修行中ですね。

2018-03-22 13.16.35

 

白バン子 まだまだなんですけど、今年の12月の初高座を目指しています。

 

身振り手振りの世界で、障害があってできるのかなって思ったけど、

師匠もわたしを見込んでさせてもらってて、

君には顔芸があるじゃないか~て。

 

アルアルって思って、素晴らし師匠に出会ったから、やろうと思いました!

 

アンシー 素敵な出会いがあったからですよね。

そして、骨髄バンクのこともあって、芸名が白バン子さんですね。

このスタジオの近くに、落語小屋の繁盛亭があるので、いつか出てくださいね。

応援にいきますね。

 

「インタビューを終えて」

苦労と思えるような体験も笑い、喜びに変えてしまう白バン子さんの

パワーは、今この時代、この日本に必要です。

自分やまわりの人のいのちを大切にするということを、

白バン子さんの生き方、存在そのものから伝わってきました。

またまた、素敵な方に出会ってしまった。

感謝です。ありがとうございました。 アンシー

 

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