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アンシーインタビュー お墓参りの本当の意味 大阪石材工業株式会社 伯井守社長

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2015年01月04日

みなさん、新年迎えられて どのようなお正月を過ごしていますか?

里帰りや家族と過ごした方も多いと思いますが

お墓参りをしなくちゃーっと思いながらも

できないで気になっている方

特に若い人に多いのではありませんか?

 

活き方×生き方 インタビュー

大阪石材工業株式会社 代表取締役 伯井守社長

一代でお墓づくりの会社をつくられて

今までたくさんの家族のお悩みや先祖供養や

たくさん聞いてこられた伯井社長さん

いつかは向き合うこともありますよね。

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アンシー:最近お墓の前で手を合わせることが少なったと思うのですが

私と同じようにできないで気にしている方いると思うのですが

どうしたらよいでしょうか?

 

伯井社長:先祖と向き合うということは自分と向き合うことなんです。

どこでもいいのです。仏壇とかあればいいのですが、それの方が良いですが

なければ、じっと目を閉じて手を合わせることができればいいです。

先祖供養も大切ですが

もっとも大切なことは手をあわせて自分と向き合う時間をつくるということが

大切な供養のこころなんです。

 

アンシー: 自分と向き合うとうことは、瞑想と一緒ですよね。

 

伯井社長:今の世の中 情報化社会ですが

それをどのように選択するばかり議論されていますが

それは人間でいえば肉体と精神のうち、肉体のことばかり気にしている意味です

そういう情報を一回遮断して、いったい自分は何をしたいのか自問自答して

自分と向き合う時間が必要です。

谷崎潤一郎の陰翳礼讃という小説があります

陰翳とは障子のうす明かりの

はっきり見えないが

ほのかに自分がぼや~と浮かび上がっていく

その美しさが日本人の精神にある

ところが、戦後家電製品が発達して、真っ赤になってしまって、

見える世界が重要で

見えない世界が追いやられている気がします。

 

アンシー:お蔭様って言葉がありますが

そのお蔭様の世界ですか?人間って見えない世界に守られている

 

伯井社長:そうです。見えない世界と見える世界のバランスを崩してしまっている

お墓というのはそういうことを向き合う場所です。

自分を向き合う場所は日常生活からちょっと離れている方が良い

全然違う空気感を感じることでハッと気づくことがある

そういう意味がとても大切だと感じますし

そのことで人間の心身のバランスがとれていくと思います。

 

アンシー:私も自分のココロとカラダのバランスをとるために

瞑想が必要と思っています。

その時間をもつことが必要ですよね。

 

伯井社長:ココロっていうのは自分と向き合う時間をきっちりともたないと

大きな世界が見えないものなんです。目に見える世界だけがココロじゃない

心理学でいうなら、顕在意識と潜在意識がありますが

潜在意識を自分で感じ取ってくみ取っていく

そういう時間が必要なんです。現代人はそれが少ないし価値を置いてない気がする

宝の持ち腐れです。

自分と向き合う場所で、手を合わせていただいて

今日一日の自分を振り返る

それが大切です!!

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手をあわせて

自分のいのちに感謝して

まわりの人に感謝して

目に見えないに 感謝して

どこでもできるのですね。

素敵な伯井社長さんに出会えて良かった!!

ありがとうございました。